やまがた村を知る

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豆沢のじじばば(まめさわのじじばば)

衣冠束帯、十二単衣の公家風の衣装をまとった老双体像。お互いの肩に手をかけ合いながら握手をしています。男神の体が女神の方に傾き、男神がやや積極的な道祖神です。女神は他の道祖神には見られない変わった模様の角かくし風の冠り物を頭に載せていて近代的なムードを漂わせており、大変ユニークで楽しさを感じさせる道祖神です。

所在地
〒390-1301 長野県東筑摩郡山形村上大池

筒井筒上大池(つついづつかみおいけ)

「筒井筒」と名付けられた村内の道祖神4体の1体。双体像は公家スタイルで、男神は折烏帽子をつけており、女神が男神の手を握って体を添い寄せています。下大池橋爪東・小坂本殿上・中大池上手東と同一石工の作と思われます。

所在地
〒390-1301 長野県東筑摩郡山形村上大池

袖中祝言(そでなかしゅうげん)

衣冠束帯の男神は盃を左手にもって立ち、十二単衣の女神は右手に提子を持ち跪いている祝言像です。白くて薄い髪の長老の右腕は女神の左の袖の中に入れ、女神の左腕は男神の袖の中にと、お互いに奥深く差し入れて情熱的な様が面白い道祖神です。衣装は襟も袖も裾も格式ばっていますが、線がとても写実的であり繊細に美しく彫られています。

所在地
〒390-1301 長野県東筑摩郡山形村上大池903

大池の頭領(おおいけのとうりょう)

当村南部最大の巨石道祖神。男神が狩衣、女神が小袿で、共に括り袴をきりりと着け、足袋を履いている姿は農民の頭領らしい着付けです。当時の種々の困難を逞しく生き抜いた老夫婦を感じさせる道祖神です。ふくらみをもった曲線、整然とした曲線に加えて端正な直線と細部にわたって美しく彫られています。こんな立派な道祖神を造ったのは、当時の村人の経済力が豊かであったのか、信仰心が強かったのか、想像に駆り立てられます。

所在地
〒390-1301 長野県東筑摩郡山形村上大池977

筒井筒中大池(つついづつなかおおいけ)

「筒井筒」と名付けられた村内の道祖神4体の1体。公家スタイルの双神像で男神は折烏帽子、女神は長い垂髪を束ねています。女神の髪が長身の顔に触れ、体と足をぴったりくっつけ、お互いの肩に手をかけ、女神は男神の手をしっかり握っています。

所在地
〒390-1301長野県東筑摩郡山形村中大池1288

十二単衣(じゅうにひとえ)

男神は冠のひもをきちんと顎の下で結び、女神は十二単衣をきちんと重ねて着て、垂髪を自分の右後へ束ねて綺麗に垂らしています。お互いの手は浅く肩を抱きあっています。女神が男神の親指を握り、男神は親指以外の4本の指を握っています。いくぶんすまし顔ですが仲睦まじさが滲み出ています。双神の袖口の衣服の重ね着はとても美しく、材石を円形に丁寧に細かく彫り込み双体像を浮き上がらせており、立体感のある素晴らしい道祖神です。

所在地
〒390-1301長野県東筑摩郡山形村小坂2938

山口の丸髷 (やまぐちのまるまげ)

山形村では最古の道祖神。碑面は大変摩耗していて細部ははっきりしません。男神は長袴をはいて前髪を垂らし、女神は丸髭を結って振袖を着ています。かつてこの地には道祖神が無く、隣の朝日村古見の芦之窪から屈強な男2,3人で道祖神を背負って運んできたとの言い伝えがあります。

所在地
〒390-1301 長野県東筑摩郡山形村小坂3023

つつましき女神 (つつましきめがみ)

村内道祖神の中で唯一、男神が女神の5本の指をしっかり握っており男神が女神より積極的である事から「つつましき女神」と名づけられた道祖神。碑身いっぱいに男神は狩衣、女神は十二単衣姿の双体像が彫られ、堂々とした姿、衣装の線の彫りの美しさなど、大胆な構図が特徴的です。

所在地
〒390-1301 長野県東筑摩郡山形村小坂3112

素足の道祖神(すあしのどうそじん)

双神は大きな碑身の割合に中区が小さく、向かって左寄りに彫られています。衣装は共に公家風ですが、なりふり構わない格好で他の道祖神に比べ華麗さや優雅さに欠けています。頬をすり寄せ肩を組み、手に手を取り合って裸足で走ってきたような感じです。満面の笑顔で頑丈な骨格、若さいっぱいで逞しく、他の道祖神にくらべ唯一自由闊達さが表現されています。裸足の指の先まで刻まれているところなどとてもユニークです。

所在地
長野県東筑摩郡山形村小坂3138

筒井筒小坂(つついづつおさか)

「筒井筒」と名付けられた村内の道祖神4体の1体。寄り添い、肩を抱き、手を取り合う若い男女の姿が刻まれた「筒井筒道祖神」。平安朝を思わせる装いと、恥じらうような初々しい表情が印象的です。その仲睦まじい姿から「筒井筒」の名で親しまれています。

所在地
長野県東筑摩郡山形村小坂2863

まぼろしの双像(まぼろしのそうぞう)

長い年月を経て風化し、男女の輪郭が淡く溶け合ったように見える双体道祖神。向かい合って手を取り合う二神の姿には、素朴で温かな情景が残されています。あんころ餅を供えたという珍しい言い伝えも伝わっています。

所在地
長野県東筑摩郡山形村小坂3291

酒樽(さかだる)

盃を持つ男神と提子を手にした女神が寄り添う、祝言の場面を表した双体道祖神。台座に大きな酒樽が刻まれているのが特徴で、華やかな装いの二神が盃を交わし、夫婦の契りを結ぶ姿が表現されています。

所在地
長野県東筑摩郡山形村小坂3495−1

小人のささやき(こびとのささやき)

大きな石碑の中に、小さく寄り添う男女二神が刻まれた道祖神。男神が女神の肩を引き寄せ、向かい合う姿は、まるで二人で何かをささやき合っているよう。広い余白と小さな双像との対比も印象的です。

所在地
長野県東筑摩郡山形村3493−1

筒井筒下大池(つついづつしもおおいけ)

「筒井筒」と名付けられた村内の道祖神4体の1体。内裏雛を思わせる優雅な姿で、寄り添う男女二神を刻んだ道祖神。気品ある装いと、頬を寄せ合うような初々しい表情、繊細な彫刻が見どころです。高遠石工の優れた技術を伝える作品として知られています。

所在地
〒390-1301 長野県東筑摩郡山形村下大池3792

童唄(わらべうた)

綿帽子のようなものをかぶり、着物姿で手をつなぐ二人の子供を思わせる珍しい道祖神。素朴であどけない姿からは、どこか懐かしく温かな情景が感じられます。波田から山形村へ運ばれたという興味深い来歴も伝わっています。

所在地
長野県東筑摩郡山形村5094

路傍の情熱(二)(ろぼうのじょうねつ)

頬を寄せ合いながら正面を見つめる男女二神と、その足元に刻まれた蓮の花が特徴的な道祖神。かつては疱瘡神としても信仰され、子供が疱瘡にかかった際には、回復を願ってお神酒などを供えたと伝えられています。

所在地
長野県東筑摩郡山形村5094

路傍の情熱(一)(ろぼうのじょうねつ)

男女二神の配置と、足元に刻まれた蓮の花から仏教の影響がうかがえる双体道祖神。男神が女神を力強く抱き寄せた躍動感のある姿が特徴で、二神の親密さを大胆な構図で表現した珍しい一体です。

所在地
長野県東筑摩郡山形村6281

四良右門兼氏(しろうえもんかねうじ)

高遠石工「四良右門兼氏」の名が刻まれた、資料的にも貴重な双体道祖神。堂々とした男神と、柔和な表情の女神が寄り添う姿が大きな岩に刻まれています。石工の名を今に伝える、山形村でも注目したい一体です。

所在地
長野県東筑摩郡山形村6855

車屋美人(くるまやびじん)

手を取り合い祝言を交わす、若々しい男女二神を刻んだ道祖神。優美な衣装やしぐさを繊細に表現した像の背後には、松本平を一望する雄大な景色が広がります。道祖神と山形村の風景を一緒に楽しめる場所です。

所在地
長野県松本市波田南原8470−2

水色山路(みずいろさんろ)

平成2年に村の有志が制作した映画「水色山路」のドラマを記念して造られた双体道祖神。男神は烏帽子に衣冠束帯で女神の手を握っています。女神の髪は桃割れ結いです。

所在地
〒390-1301 長野県東筑摩郡山形村2061番地1